新宿・四谷のお墓・永代供養なら真宗大谷派の真英寺

真英寺について

新宿区四谷にある真英寺の境内画像 

真英寺は、東京都新宿区の四谷にある、約400年の歴史を誇る浄土真宗(真宗大谷派)の寺院です。見晴らしのいい高台に位置し、境内の樹木が四季折々の美しい彩を添えておりますので、お参りに来られるたくさんの方々が癒されていらっしゃいます。ぜひ一度ご見学にお越しください。

真英寺の歴史

「慈現山 真英寺」の歴史

■沿革(記録が残っているものから抜粋)
慶長5(1600)年
真英寺開基・祐真は9歳にして本国を出て8月22日に江戸に到着。三浦助蔵の長屋に住んで修学した。
慶長17(1612)年
真英寺開基・祐真21歳。初めて三浦助蔵の下屋敷の中に一宇を建立し、3月28日に遷仏、号を「法伝寺」とした。
元和3(1617)年
前年、往生した三浦助蔵(法名 義長院釋行心)の一周忌に際して麹町清水谷貝塚村に法伝寺を遷した。これを当寺の創建と定める。
承応3(1654)年
三浦五郎左衛門義武が京都へ願い上げ、法伝寺を改め「真英寺」とした。同年、開基祐真が隠居。2代目は弟子の白全が相続した。
寛文2(1662)年 ~ 天保13(1842)年
南伊賀町(現在の若葉町)、南寺町(現在の須賀町)、北寺町(現在の愛住町)の屋敷や寺の境内などを間借りしながら転々とする。苦労しながらも、間借りした土地で享保13(1728)年に堂を土蔵造りで建立。大きさは2間半四方。享保16(1731)年には火災で損滅していた梵鐘を寄贈されて再建。
寛文8(1668)年
3世白然が27歳で入寺。
本尊・阿弥陀如来像(木像)の許可が下りる。願主は白然。→寺宝「阿弥陀如来立像」(現在のご本尊)
寛文12(1672)年
白然が3世となる。
貞享元(1684)年
4月8日御開山親鸞聖人御真影の許可が下りる。願主は白然。→現在の「親鸞聖人御真影」
4月15日覚如上人御真影の許可が下りる。願主は白然。→現存せず
貞享4(1687)年
2月29日、聖徳太子・七高僧御真影の許可が下りる。願主は白然。→現存せず
宝永4(1707)年
3世白然が隠居。白伝が4世となる。
正徳4(1714)年
5世白惠が34歳にして入寺。
宝暦2(1752)年
親鸞聖人御絵伝が下付された。→寺宝「親鸞聖人御絵伝」4幅
天保12(1841)年
土地が与えられて現在の地に移転。
天保13(1842)年9月3日
現在の地に堂宇を建立。墓地を移転。落慶法要を執行。
昭和20(1945)年5月25日
第二次世界大戦の空襲により土蔵造りの旧本堂が焼失。
昭和53(1978)年
現在の本堂が再建。
■寺宝

【阿弥陀如来立像】(ご本尊)

 阿弥陀如来は、西方極楽浄土の教主です。インドの言葉で「阿弥陀」とは「限りない命(無量寿)、はかりしれない光明(無量光)」の意味で、「如来」とは「真理の世界(如)から救うために来てくださる」という意味があります。
 真宗のご本尊としての阿弥陀如来は立像のみで、両手に来迎印(右手は親指と人差し指で丸を作り胸の前で外を向け、左手は薬指と親指の指先をあわせ下向きに下げている)を結んでいるのが特徴です。また、御頭の後方には「光背」と呼ばれる48本の光の筋をいただいています。
 真英寺に残っている記録をさかのぼると寛文8(1668)年に本山東本願寺より所有の許可が下りております。

阿弥陀如来立像の画像

【親鸞聖人の御絵伝】(江戸中期の作品)

 親鸞聖人のご生涯と教えを絵画で説かれた絵巻物です。親鸞聖人の曾孫 覚如が制作したもので、四幅の掛軸で構成されています。年に一度の報恩講(親鸞聖人の御苦労と御恩に感謝する仏事)のとき、本堂の余間に掲げられます。

親鸞聖人の御絵伝の画像
「親鸞聖人の御絵伝」

■御歴代(記録の残っている方のみ記載しております)
【開基 祐真】
文禄元(1592)年2月15日誕生。本国は三河国、生国は駿河国。慶長5(1600)年8月に三河から江戸へ入る。寛文8(1668)年没。行年77歳。
【2世 白全】
寛文12(1672)年没。行年47歳
【3世 白然】
寛文8(1668)年、27歳で真英寺に入寺。本国は甲斐国。生国は讃岐国。高松庄福善寺の末弟。享保3(1718)年没。行年77歳。
【4世 白伝】
正徳2(1712)年没。行年40歳。
【5世 白惠】
正徳4(1714)年7月、34歳で真英寺に入寺。生国は武蔵国下河辺平野村西福寺。改宗2代目正音の末子。没年不詳。
延享2(1745)年5月、65歳のときに3世白然の語った話を書き集め『真英寺年代略記』を記す。当時の状況を知るための貴重な資料となっている。
【6世 白道】
元文2(1737)年没。行年22歳。
【7世 白龍】
元文5(1740)年、真英寺に入寺。宝暦14(1764)年没。
【8世 白元】
宝暦8(1758)年7月29日に入寺。没年不詳。

四谷の地に宗教、国籍自由の墓地誕生 真英寺メモリアルパーク