
家族や親近者が亡くなると、年忌法要が回ってきます。年忌法要は法事すなわち仏法の行事として、大切につとめられねばならないものです。
令和二年 年回表(法事早見表)
年忌 | 死去年 | |
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一周忌 | 平成31年・令和元年 | 2019年 |
三回忌 | 平成30年 | 2018年 |
七回忌 | 平成26年 | 2014年 |
十三回忌 | 平成20年 | 2008年 |
十七回忌 | 平成16年 | 2004年 |
二十三回忌 | 平成10年 | 1998年 |
年忌 | 死去年 | |
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二十七回忌 | 平成6年 | 1994年 |
三十三回忌 | 昭和63年 | 1988年 |
三十七回忌 | 昭和59年 | 1984年 |
五十回忌 | 昭和46年 | 1971年 |
年忌法要は、亡くなった人をしのぶとともに、家族・親類が仏前に集い仏縁を結ぶための法要です。私たち自身がご本尊に手を合わせ、仏法に心を寄せるというところに大きな意義があるのです。
年忌法要はともすれば、死んだ人が迷わず成仏するようにお経をあげるのであるとか、生きている者にタタリのないようその魂を慰めるのであるとか、ともかく死んだ人が浮かばれるよう法要をつとめる、と考えている人があります。
ところが実際は、亡くなった人は阿弥陀如来の浄土にあって救われておられるのであり、すくわなければならないのは私たちの方なのです。
亡き人は私たちに対して、「仏さまに手を合わす人間となってほしい」、「仏縁を深めて仏法の教えを聞く人間になってほしい」、「私のいる仏さまの世界をたずね求め、ぜひそれをはっきりと知ってほしい」、「正しい信念を確立してほしい」と、つねに私たちに願いをかけ呼びかけておられるのです。
亡き人が真に安らぐ道は、私たち自身が信心を確立して、信仰の喜びに生きることにあるのです。年忌法要がそのような仏事の場となるように努めたいものです。それをおろそかにして、ごちそうに気をとられていたのでは、仏事が“食”事になってしまいます。
※トイレ男女別、座椅子有り、仕出し弁当の手配可能です。